こんにちは、熊本事務所のauです。
先日、友人の買い物に付き合って、ノイズキャンセリングのヘッドホンを探しに行きました。
そのとき、店員さんの説明がとても印象的だったので、今日はそのお話を少しだけ。
プロの説明は「わかる」を大切にしている
お店で見たのは、同じ「ノイズキャンセリング機能付き」でも、イヤホンとヘッドホンで価格が倍以上違うということ。さらに上位機種になると、数万円単位で差が出てきます。
「何がそんなに違うのか?」と疑問に思って店員さんに聞いてみたところ、返ってきたのはとてもシンプルでわかりやすい説明でした。
> 「高いものはマイクの数が多かったり、性能が良くなるんですよ」
逆位相とか音波の干渉とか、難しい言葉は一切なし。
でも、聞いたこちらは「なるほど、そういうことか」と納得できました。
この「なんかわかった気がする」という感覚って、実はとても大事だと思うんです。
情報の伝え方に必要な「謙虚さ」と「想像力」
最近、SNSなどで話題になる「米騒動」や農業関連の話題でも、専門家の方が丁寧に説明してくれているのをよく見かけます。
でも、正直なところ、内容が専門的すぎて頭に入ってこないことも多いです。
一方で、親戚の農家の話は、もっと生活に根ざしていて、すっと心に入ってくる。
この違いは、「相手がどこまで知っているか」を意識して話しているかどうか、なのかもしれません。
対面で話すときには、相手の反応を見ながら噛み砕いて話してくれます。
しかし文章での情報は、情報を受け取る側に、もっと謙虚に耳を傾ける姿勢が必要だと思います。
でも同時に、伝える側も「相手は何も知らないかもしれない」という前提で話すことが大切です。
都会と地方、専門家と一般人、知識のある人とない人。
その間にある「知識の壁」を越えるには、言葉の選び方ひとつで変わるのだと、改めて感じました。
おわりに
日常のちょっとした出来事から、情報の伝え方について考えるきっかけをもらいました。
・・・というわけで、結局その日はヘッドホンは買わずに帰ったのですが、なんだか頭の中は少しクリアになった気がしました。
ノイズキャンセリングって、まずは自分の中から、かもしれませんね。