こんにちは!B.P.WORKS 鮫島です。
世間はAI、AIと騒がしいですが、AIに仕事を奪われるかも!でも逃げ切れるかも(笑)!と呑気に考えていてはならぬ、、、とエンジニアとしてのストラテジー(戦略)を考えてみました。
エンジニアとしてのキャリアは、単に技術を身につけるだけではなく、自分が目指す方向性を明確にし、計画的にスキルを積み重ねていくことが非常に重要です。
特に、技術の進化が早い今の時代、何も戦略を持たずに漫然とスキルを積んでいくことは、結果として「何者にもなれない状態」に陥ってしまうリスクが高いと感じています。
1. 自分の成長の方向性を見失わないため
エンジニアとして成長する過程で、どこに焦点を当てるべきか、どの技術を深めるべきかといった選択を自分でしっかりと考えることが重要です。自分の「軸」を明確にして、その軸を中心にキャリアやスキルを組み立てることで、効率的に成長することができるはずです。
2. 未来に備えたスキルの選定
特にクラウド技術やインフラの分野は日々進化しています。私自身もAWSやAzure、DevOpsのスキルを伸ばしてきましたが、これからの技術者に求められるスキルを見据えて、どの分野に力を入れるべきかを戦略的に考えることが必要だと感じていました。これを明確にすることで、今後のキャリアにおいて無駄な努力を減らし、目的を持ったスキル習得ができると考えました。
3. より高い目標に挑戦するため
単に技術を磨くのではなく、将来的にはアーキテクチャ設計や技術選定、さらにはチームのリードや経営層とのコミュニケーションにも関わるポジションを目指しています。そのためには、どういったステージを経てスキルを積んでいくべきかを考えることが重要だと思います。
4. 自分のキャリアに対する自信を持つため
多くのエンジニアが直面する問題の一つは、自分のキャリアやスキルの方向性に不安を感じることです。
「このままで本当にいいのだろうか?」という悩みは、経験のあるエンジニアでも避けて通れない道だと思います。そんな中で、自分の目指すべき方向をしっかりと定め、戦略的にスキルを構築していくことで、その不安を解消したいという気持ちがありました。
エンジニアとしてのキャリアを長期的に考え、より自分に合った成長戦略を描くためのきっかけとして、このテーマを選びました。
これからの時代を見据えてどんな戦略を持つべきかを考えるフレームワークと、それに対する具体的なアクションプランを書き出します。
※ 実は、数年前に考えたものなのですが、初公開しますw
1. 自分の「軸」を明確にする
興味・強みの技術領域 AWS / Azure / Python / Docker / FastAPI など
得意なタイプ バックエンド / インフラ / DevOps
理想の働き方 個人で自由に働きたい / ゼネラリストを目指したい
キャリアの方向性 ゼネラリスト
2. 技術スタックの戦略
– AWS / Azure の知識が豊富
– Python / FastAPI を活用
– Docker・Ansible・CI/CD 等のインフラ系スキルも所持
– 障害対応や実務知識が豊富
3. 戦略的スキルマップ(2025年以降を見据えて)
レイヤー | スキル | ストラテジー |
---|---|---|
クラウド基盤 | AWS, Azure, Terraform, Pulumi | IaCスキルを強化し「設計 → 自動構築 → 運用改善」まで回せるように |
アプリ基盤 | Docker, Kubernetes, ECS/EKS | モダンなクラウドネイティブ環境を主導できる力をつける |
プログラミング | Python, FastAPI, TypeScript | Pythonで自動化・API開発、TypeScriptでフロントも触れるように |
DevOps / SRE | GitHub Actions, ArgoCD, Prometheus | CI/CD設計・監視・アラート設計まで一貫してできる技術者に |
AI / LLM連携 | OpenAI API, LangChain | 業務効率化・社内ツール開発にAIを組み込めるようにして差別化 「AIを組み込むことで、業務の効率化だけでなく、新しい価値を生み出せるようになる」 |
コミュニケーション | 設計資料、コードレビュー、英語力 | 技術的意思決定のドキュメント作成や、グローバル案件も対応可能に |
4. 技術者としての成長ステージと戦略
ステージ | 戦略 |
---|---|
基礎構築 | AWS認定、Azure認定、基本情報・応用情報などで体系理解を固める |
強みの確立 | 「FastAPIなら任せて」と言えるような専門性を持つ(ポートフォリオも作る) |
設計・リード層へ | アーキテクチャ設計・技術選定・障害対応の意思決定に関われるように |
テックブランド形成 | 技術ブログ、GitHub公開、でアウトプット型の成長を |
5. 具体的アクションプラン(例)
時期 | アクション |
---|---|
今月 | GitHubにFastAPI+Docker+Terraformの構成例をアップする |
3ヶ月以内 | AWS Certified DevOps Engineer を取得し、実務に反映(資格取得の¥が、、、) |
半年以内 | OSS貢献(ドキュメントでもOK)、LT登壇を1回経験する(病気の影響で、LTは無理だろう、、、) |
1年後 | 設計フェーズからリードできる立場を目指す(または独立)老後を考えて、、、 |
あとがき
ストラテジー(戦略)の本質は「選択と集中」
技術者にとって最大の敵は「手広く学びすぎて、何者でもない状態」になることです。
だからこそ、「自分は〇〇の専門家+α」 という立ち位置を持つことが、戦略として非常に強いです。
みなさんも技術者としてのストラテジー(戦略)を考えてみて下さい!
それではまた! B.P.WORKS 鮫島でした!