こんにちは。
AWSに少しだけ慣れてきたASDのTです。

去年、あるシステムの開発を行うに当たって、AWSのリザーブドインスタンスを使う機会がありましたので、今回はリザーブドインスタンスについて話したいと思います。

◼︎リザーブドインスタンスとは?

AWSインスタンス(以下、EC2インスタンス)の一般的な課金方法は「オンデマンドインスタンス」と言われており、利用した時間単位で課金されます。
「リザーブドインスタンス」では、ある期間の稼働料金を前払いすることによって、その分の時間単価が割引されるというサービスです。

例)

リージョン:アジアパシフィック(東京)
EC2 m4.large を1年間利用した場合

オンデマンド: $0.129/時間 * 24時間 * 365日 = $1130.04
リザーブド(全額前払い): $713.0
オンデマンドの利用と比べておよそ37%コスト削減

◼︎リザーブドインスタンスの購入方法

  • 全部前払い(初月に全額支払うことによって、高い割引を受けられます)
  • 一部前払い(一部料金を初月に、残額を毎月支払うことによって割引を受けられます)
  • 前払いなし(毎月支払うことによって、多少の割引を受けられます)

◼︎リザーブドインスタンスの購入期間

  • 1年間(12ヶ月)
  • 3年間(36ヶ月)

◼︎リザーブドインスタンスの提供タイプ

  • スタンダード(別のインスタンスファミリーへの交換ができません)
  • コンバーティブル(別のインスタンスファミリーへの交換ができます)

コンバーティブルの場合、大きいタイプのインスタンスファミリーから複数の小さいインスタンスファミリーへと分割したり、逆に結合したりとインスタンスファミリーの変更が可能となってます。

しかし、柔軟性が高い代わりに割引率は低めに設定されています。

◼︎注意点について

リザーブドインスタンスを購入する際は、いくつか注意が必要です。
リザーブドインスタンスは、実際にEC2インスタンスを購入していると勘違いされがちですが、概念としては「EC2インスタンスの利用権を購入する」という意味です。

つまり、予め料金を支払っておく事で従量課金が$0になると言う事です。

なので、対象のEC2インスタンスを停止または削除したとしても、リザーブドインスタンスの課金が停止されることはありません。
また、稼働中のEC2インスタンスをスケールアップすると、リザーブドインスタンスとタイプが異なるために割引が適用されず従量課金との二重払いになるので注意が必要です。

最も注意してほしいのは、リザーブドインスタンスは途中解約ができない点です。
私の場合、c3.largeのリザーブドインスタンス3台分を1年購入し、8ヶ月経った後に対象のEC2インスタンスを停止したのですが、リザーブドインスタンスは解約できずに利用料金を支払う事となりました。
後ほど知ったのですが、リザーブドインスタンスは使わなくなった分をマーケットプレイスで販売できるそうです。

どんなサービスでも、事前調査を行ってから使うべきだと、思い知らされた一件でした。
みなさんも、リザーブドインスタンスを扱う際はご注意を。